機織る店主の日記


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ひとつき

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一ヶ月経ったんですね。

春が来て、桜が咲いているのに、上の空でした。

そういえば先月21日が、開店8周年の記念日だったことにも、
今日やっと気付いたありさまです。

地震に、津波、原発まで!

固唾を呑んで、さまざまな「なりゆき」を見守りながら過ごしていました。
(そんな日々は、現在も進行形なんですが)


今まで普通にあった(私は今も過ごせている)穏やかな生活が、
あんなに一瞬で崩れ去ってしまうという事実に、
自分の立っている足元の「堅さ」が、信じられなくなりました。

というより、

「それは今までも決して「堅い」ものでは無かった」ということにやっと気付きました。
鈍感ですね、今までも大きな地震や天変地異は、至るところで起っていたのに。

そして人間だって、いつ病気になるか分からないし、いつ事故に会うかも分からない。
いつ寿命が尽きるかも分からない。

考えてみれば、地球も人間も、
どちらも自然物なんだから、儚くて危うくて当たり前なのかも知れません。

儚いからこそ、大切にしなくては、と思います。


311直後、今より悶々としていた頃に、
さり気なく、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」という短編集をくれた人がいました。

何の予備知識もなかったので、読み始めて驚きました。

全話が「阪神淡路大震災」をベースに語られていて、しかも、
震災を直接体験した話とかではなく、間接的に関わる中での、心の軌跡というものばかり。

被災地から遠く離れた場所にいる自分の、
うまく言葉にならない気持ちと呼応するような文章がちりばめられていて、
自分と重ね合わすことで、最後には救われたような思いになれました。


足元の堅さなんて、始めから無かったし、
それでも私たちは、そこで、縁のある人たちを大切に生きていくしかないんですよ、やっぱり。


地震のじの字も言わずに、本を渡してくれた人も、
きっとそんなことを伝えてくれようとしたんだと思います。
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by oriories | 2011-04-11 00:50